おはるのブログ

自分と向き合うためのブログです。

なぜ呼吸が大切なの?~呼吸と幸せのメカニズム~

 

自然な呼吸によって、みなさんの身体の緊張をほどいて、

正しい姿勢へと導いてくれることを前回までお話しました。

 

今回のテーマは、呼吸と幸せについて書いてみたいと思います。

さて、呼吸によって幸せになれるのでしょうか・・・?

 

 という話の前に。。。

そもそも、幸せは何で感じているのか、書きたいと思います。

 

 

それは、私たちの「心」、すなわち「脳」です。

ということは、極端な話、脳の状態を変えれば気持ち(心)も変わります。

 

その脳の状態を変えていく効果的な方法が「呼吸」と言われています。

 

私たちの脳はいくつかに分かれており、特に、脳の外側を覆っている大脳皮質の最も前方にある「前頭前野」は、人間の「社会性」に関する働きをしている人間にとって特別な脳と言われています。

集中力を高めたり、物事に意欲的になったり、相手を思いやるなどの共感性を持つことができるのは、この「前頭前野」の働きです。

「人間が人間らしく生きるための脳」と言い換えられることもあります。

 

この前頭前野が上手に働いていれば、私たちは人間らしく生きることができるということです。

 

この前頭前野の働きに影響する神経伝達物質は三つあります。

 

一つ目が、ドーパミン。私たちが意欲を持つことができるのは、ドーパミン神経のおかげです。

 

二つ目が、ノルアドレナリン。これは、集中力に関わる神経です。

 

三つ目が、セロトニン。これは、社会生活を営む上で大切な力である共感力や切り替え力などに関わる神経で、前頭前野の働きを高めるのに最も重要な神経と言われています。

 

この三つのバランスを取ることが平常心をもたらし、人間にとって最も幸福で満たされている状態を作りだすと言われています。

 

ただ、この三つの中でドーパミンノルアドレナリンは、過剰に分泌されると暴走してしまう一面を持っています。

これらの神経の暴走が、依存症やうつ病、不安神経症などを引き起こす原因になってしまうとも言われています。

 

一方で、セロトニンは普通の生活を送っている限り、過剰に分泌されることはないと言われており、むしろ、セロトニンの分泌不足のほうが問題とされています。

 

では、どのようにバランスを取っていけばよいのでしょうか?

 

その鍵となるのが、セロトニンです。

セロトニンは、共感力や切り替え力を高めてくれるだけでなく、ドーパミンノルアドレナリンの暴走をコントロールする役割を持っており、三つの神経のバランスを整えてくれます。

 

でも、セロトニンは分泌不足になりやすいんですよね。

どうしたらよいのでしょうか。。。

 

それを、解決してくれる身近な方法が「呼吸」と言われているんです。

 

ここまでお話すると、なんだか呼吸が「幸せ」につながってきそうな感じがありますね。

 

長くなってしまったので、次回その呼吸について書きたいと思っています^_^

 

おはる