なぜ呼吸が大切なの?~呼吸と幸せのメカニズムその2~
私たちの「幸せ」の鍵となるセロトニン。
どんな呼吸がセロトニンを増やしてくれるのでしょうか。
実は、呼吸には二種類あります。
無意識に行う呼吸と、意識して行う呼吸です。
無意識に行う呼吸は、普段の自然な呼吸ですね。
この呼吸は、脳の呼吸中枢から指令がでています。
呼吸中枢は、脳幹という進化の過程で最も古くから存在する部分にあり、「最古の脳」と言われています。
最古の脳である脳幹は、生命の維持に不可欠な機能を担っており、この呼吸中枢もそのうちの一つです。
私たちが無意識に呼吸を行って生きていけるのは、この脳幹にある呼吸中枢のおかげです。
この呼吸では、横隔膜の伸び縮みを自律的なリズムで行っています。
↓横隔膜を使う呼吸がいわゆる「自然な呼吸」と前々回お伝えしました^^
では、意識的な呼吸はどんな呼吸なのでしょうか?
それは「腹筋」を使い「吐く」ことに意識を置く呼吸です。
これがセロトニン神経を活性化してくれるのだそうです。
ちなみに、このセロトニンを活性化する呼吸は、脳の中の前頭前野が指令を出しています。
セロトニンは、前頭前野の働きに影響している神経ですので、なんだか納得しますね^_^
この腹筋を使う呼吸は、日本の「丹田呼吸法」にルーツがあるそうです。
おへそから5-10cmあたりを意識して吐き出だす呼吸です。
お腹の表面はぐっと固めずに、内側から絞るイメージです。
ポイントは、吐くときを意識的に行い、吸うときは意識せず自然にリラックスして吸うことです。
この呼吸法がセロトニン神経を活性化してくれるそうです。
余談ですが、「吐く」ことに意識を向けることで、横隔膜の動きも良くなってきますので、腹圧も高まりやすく、身体も安定しやすくなってきます。
いろいろとつながってきますね!
呼吸って奥深いです。。。
ちなみにこのセロトニンを活性化する方法、呼吸法以外にもあるそうです。
①リズム運動
②太陽の光を浴びる
③グルーミング
気になる方はぜひ調べてみてくださいね!✨
ちなみに私が指導しているピラティスはまさにリズム運動です。
呼吸に意識を向ける中でリズム運動を行っていますので、セロトニンが活性化されないはずがなさそうですね。
ピラティスをしている人で前向きな人が多いのは、セロトニンのおかげともいえそうです^_^
おはる