おはるのブログ

自分と向き合うためのブログです。

なぜ呼吸が大切なの?~ピラティスさんの言葉より~

 

 

人生最初の行動であり、最後の行動でもある呼吸。

 

私たちの命そのものに関わる呼吸を、ピラティスさんはとても大切にしていました。

 

ピラティスさんが生前に残した著書「Return to Life」の中には

「いいかげんな呼吸をしていると、肺は、たとえるなら病んだ、あるいは、瀕死の、あるいはもう死んでしまった細菌の墓場となり、同時に他のさまざまな危険な病原菌が繁殖する温床となる。」

と書かれています。

 

かなり衝撃的な例えですが、(笑)

「だから、何よりもまず、正しく呼吸する方法を学ぼう」

と言っています。

それほど、呼吸を大切さを伝えたかったんですね。

 

ピラティスさんの言う正しい呼吸とは

「完全に息を吐ききる(肺をほとんど真空状態にする!)

そして、次に吸うとき、自然と肺に新鮮な空気が送り込まれる」

というサイクルの呼吸です。

 

それは、血液中に必要不可欠で新鮮な酸素がもっとも効率的に取り入れられること、また、すべての筋肉が刺激され、活性化することにつながると言っています。

 

そして、正しい呼吸は本当の意味での心臓のコントロールになるとも書かれています。

これが、心臓の負担を減らすことにつながるそう。

 

櫻井淳子さんの著書「ピラティスバイブル」を読んで初めて知ったのですが、ピラティスさんは自身のメゾットを「体幹を強化するもの」とは言っておらず、「肺をきれいにするエクササイズ」、つまり、循環器系を向上させるものと言っているんです)

 

こうした理由から呼吸が大切だ!とピラティスさんは言っているのです。

 

ただ、ピラティスさんは、医学的の専門学校で学んでいたという記録はなく、ほとんど独学で人体の仕組みや働きについて学んでいたそうです。

 

特に、動物を観察するのが好きだったそう。

そんな中、ピラティスは、「赤ちゃんと動物をもとに作られた」と言われています。

 

たしかに赤ちゃんも動物も、呼吸を自然に行っていますよね。

 

呼吸が落ち着いている時、みなさんの心身もリラックスして落ち着いているはずです。

 

そんな呼吸が不自然に行われるようになっていることにピラティスさんは、危機感を持っていたのだと思います。

 

だから、呼吸がとても重要だと、伝えたかったのだと思います。

ピラティスさんの観察力、着眼点は凄いなと感じます。

 

私もピラティスをしていると呼吸はとても大切だと実感しています。

動きを助けてくれることはもちろん、身体が浄化されるようなそんな感覚があるからです。

 

そして、呼吸がみなさんの心身をより良くしていく助けになってくれるはずですので、ぜひ、呼吸の流れに意識を向けて、動いてみてください。

 

そして、終わったあと、呼吸が自然と心地よくできることを感じていただけたら嬉しいです。

 

次回は、科学的側面からみた呼吸の役割について、もう少し詳しく書いていこうかなと思います^_^

 

おはる

 

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