おはるのブログ

自分と向き合うためのブログです。

萩を振り返る。

 

山口・萩での研修を終えて、

東京に帰ってきた。

 

萩の城下町や武家屋敷の土壁から見える夏みかんの風景は

まるで明治、江戸時代にタイムスリップした感覚だった。

 

けれども、そこには日常の生活もあって

歴史と現代がうまく調和している。

 

京都とはまた違う情緒を感じるまち。

 

萩の住民と観光客のバランスが絶妙な感じがした。

 

東京に帰り、萩を振り返ると、

城下町と夏みかんとそして、

小学生が元気にあいさつしてくれた姿が浮かんでくる。

 

いいまちだったなあ、

とじんわり味わえるこの感覚がとても心地よい。

 

 

さて、今回の山口研修。

 

コンテンツが盛りだくさんで、体力的にも大変だったけれど、

とってもよい時間をすごせたと思う。

密度の濃い充実した日々だった。

 

密度の濃い充実した日々をすごしたことは

「事実」であるけれど、

それを「事実」としてだけあるのではなく、

なにか事実から自分のものにしたい。

 

だからこそ、今回も振り返りの時間をとりたい。

 

研修中で特に意識していたことは、

「自分と向き合う」こと。

 

周りの参加者は、高学歴の方ばかり。

そして、討論も何度もやってきているような方々。

東大生や慶応生に囲まれて、

自分は同じ土俵には立てないんだろうな、と思っていた。

 

だからこそ、その「すごい人」たちの中でも

圧倒されずに自分を見失わないようにすること。

 

それを意識していた。

 

これまでの自分は、そんな「すごい人」に出会うと

単純に自分と比べてできない自分に落ちこみ、

結果、自分を追い詰めていた。

 

そうやって、「すごい人」に出会って、

向上心をもつことも大切だけれども、

 

それが、できないことばかりに視点がいくことにつながり

今自分が持っている強み、だったり、

自分らしさを認めてあげられなくなったりもしていた。

 

それをわかっていたからこそ、

今回は「自分と向き合う」ことをとにかく意識した。

 

そのために、わたしはその「すごい人」たちの中で、

私は「なにを感じているか」「なにを考えたか」を

大切にするように意識した。

 

けれども、慣れない討論の中では、

討論の話を理解し、ついていくことでいっぱいいっぱい。

 

「自分と向き合う」より前に、

まずは「理解すること」で精一杯だった。

 

理解するために意識したことは、

確認作業を怠らないよにすること。

 

「こういうことであっていますか?」

 

言い換えができなくても、

同じことを繰り返して言葉にしてみる。

 

そうするとなにかしらの言葉が返ってくる。

その言葉を深堀することができる。

 

たとえ、意見を出すことはできなくても

討論に「参加」できている状態になる。

 

そうやって討論に「参加」できることで、

討論の内容がわかるようになる。

 

そうすることで、

それに対して「自分はどう思うか?」

と問いかけることができる。

 

これは、その場でできたら一番よいが、

討論が終わったあとに

自分に問いかけることができるのがよい点だと思う。

 

 

今回、討論への参加の仕方や心構えを学ぶことができたことは、

大きな収穫だったと思う。

 

討論は、自分の見落としがちな視点に気づかされる。

そしてなによりも

自分の思いや、なにを大切にしているかがだんだんと見えてくる。

それが面白い。

 

討論を通して、自分の考えが洗練されていく感覚。

 

今回、討論をしてみて感じたことは、

日ごろから自分の考えを自分自身が理解しておくことの大切さ。

 

討論を終えてから、

「そういえばわたしこんなこと考えていたな」とか

「こんな経験していたな」とか、

発言できそうなことがあったことに気がつく。

 

それは、討論を「理解」しようと努力して、

それをあとから「自分に向き合う」ことによって

気づけたことだと思うから、

そのこと自体はいいことだと思うけれど、

 

でも、やっぱり討論で意見を言えたら、

それに対しての意見ももらうことができる。

そうすると、自分はその意見に対してどう思うか、と

再び自分と向き合うことができる。

 

その次のステップが見えてくる。

自分の意見が洗練される。

 

日ごろから自分の考えていることを

理解することが大切だと実感した。

 

これこそ「自分と向き合う」ことなんだな、って。

 

書くのは簡単だけど、

実際にやろうとすると難しい。

 

自分を一番わかっているのは自分のはずなのに、

意外とわかっていないこともわかってきた。

 

自分と向き合うって、難しい。

 

けれども、ひとつ言えることは、

今回「自分と向き合う」ことを意識していたおかげか、

すごい人たちに圧倒され、そして、落ち込むことはなかった。

冷静に自分を分析できのかな、と思う。

 

これってすごいことかもしれない。

少しだけかもしれないけれど、進歩したのかな。

 

「自分と向き合う」

 

自分が難しいと感じてることに

向き合おうとしている自分にエールを送ろう。

 

最後まで読んでくださった方、

ありがとうございます。