おはるのブログ

自分と向き合うためのブログです。

ピラティスを学ぶ理由②ヨガインストラクターからピラティスインストラクターへ。

 

ピラティスとの出会いは偶然だった。

 

ヨガの受付のアルバイトの面接に応募したつもりが、

ピラティスの受付のアルバイトだったのがきっかけ。

 

説明を聞いていくうちに、

ピラティスに興味を持ち、そのままアルバイトを始めることにして、

自分自身もレッスンを受けるようになった。

 

ピラティスはヨガと違って、

仰向けの姿勢で背骨を動かしていくエクササイズが多い。

インナーを使って身体をコントロールしていくので、

細かい動きが多いのが特徴かな。

 

初めてレッスンを受けたとき、

骨を一つ一つ動かす意識をもって、

身体の奥のほうの筋肉を動かしている感覚が新鮮で面白くて、

そんなに激しい動きをしているわけではないのに、

内側から身体がぽかぽか温まっていくのに驚いた。

レッスンが終わったあと、

視界が広がり、鮮明に映っていて、

これはすごいな、と思ったのを覚えている。

 

そして、レッスンを繰り返すうちに、

ある感覚が自分の中でよみがえってきているのに気づいた。

それが中学1年から中学2年にかけて

あるバレエ先生に教わった身体の使い方だった。

 

当時初めてのパドゥドゥ(男性と二人で踊るもの)をやることになり、

そのときの先生が身体の使い方を本当に丁寧にみっちり教えてくれた。

 

パドゥドゥの練習なのに、ほとんど踊らずに立ち方、歩き方だけで

指導が3、4時間続くときもあった。

それまでの私は、いかにポーズをきれいにとるかということに意識があり、

鏡を使ってよく練習していた。

「形」から入っていたので、中心が外に逃げやすかった。

だから、アダージオや回転ものが苦手だった。

 

でも、徹底した先生の指導のおかげで、

内側からコントロールして動かす感覚が身に付き、踊り方が変わった。

そして、踊りやすくなった。

 

当時は、とにかく練習が厳しくて、

次の日学校あるのに夜23時くらいまで練習が続くときもあったし、

今までとは全く異なる身体の使い方に苦戦して大変だったけれど、

その経験のおかげで変わることができたので、本当に感謝している。

 

ピラティスをしている中で、当時の感覚がよみがえってきて、

やっぱりこの身体への意識の向け方、使い方は大事だな、と

改めて感じるようになった。

 

そして、身体の機能的・効率的な使い方を学んで、

それを伝えられるようになりたい!と思ったわけです。

 

今考えると、その先生はロイヤルバレエの系統で、

ロイヤルバレエは、カリキュラムにピラティスが入っていたので、

指導にもそのエッセンスが入っていたんだと思う。

だから、その記憶とリンクしたんだなあ、と。

 

今まで大きく身体を動かすことが好きだったり、

アウタートレーニングを続けてきた人にとっては、

最初ピラティスは地味に感じ、難しく感じるかもしれない。

 

ピラティスは「身体の再教育」と言われているからね。

 

私たちって知らないうちに身体の使い方を覚えている。

そして、自分が正しいと思っている使い方で、身体を使ってしまっている。

 

ピラティスでは、そんな自分に気づき、

自分自身で修正していく、ということを繰り返す。

 

 

 

だから、難しいかもしれないけれど、

でも、その分得られるものは大きいと思う。

 

私は、「身体のこんな使い方があったんだ!」

っていう選択肢を与えられたらいいなあ、と思っている。

知らずに過ごしてしまうのはもったいないと思うから。

 

今日もがんばろう(^^)

 

 

おはる