心を磨く道
“わたしたちの「心」「身体」「言葉」はわたしたちに与えられた「道具」なんですよ”
これは、ヨガ哲学の授業で先生がおしゃっていた印象に残っている言葉。
ヨガでは、「自分」とは「心そのもの」でも、「身体そのもの」でもないと言われている。
「自分」とは、心を動かし、身体を動かしている「意識の源」と考えられているから。
そのため、心も身体も、言葉も、全部自分が持っている「持ち物」と考えられている。
自分に与えられた「プレゼント」と受け取っても良いのかな、とも思う。
この持ち物をどう使うかは「自分の意志」次第である。
さらにいうと、これらを通してわたしたちはこの社会と関わっている。
だから、社会と上手にかかわっていくためにも、自分の心・身体・言葉を健全に保つことが大切になる。
ヨガは、さまざまな種類があるけれど、全てに共通しているのが「心が磨かれていくようにデザインされている」という点。
だから、ヨガは心を磨いていく道になる。
心を豊かに成長させていくこと。
心は放っておくと常に動き回り、変わり続ける。
だからこそ、わたしたちは自由奔放な心の動きに振り回されないようにケアをしていく必要がある。
心を自由にさせておくと、それが悩みや苦しみの原因になってしまうと言われているから。
心に振り回されない強い心を育んでいくこと。
それがヨガの道。
自分の心をケアしていくことは、とても大切なことだって、自分自身を見ているとよーくわかる。
心をうまくケアできないときは、心に振り回されて、悩んだり、落ち込んだりする。
本当になにもかもが嫌になる。
そんなとき、心さえその気になれば、ってすごく思ってしまう。
「心は自分の意志と努力で成長させるしかない」とある本に書いてあった。
自分自身が心を握っておかなきゃいけないんだ。
そして、自分で心を成長させていかなきゃいけないんだ。
心の性質を知り、自分の心と向き合うことができるヨガに出会えてよかったなって改めて思う。
心を磨く道、ヨガ。
強い心を育むこと。
まだまだ始まったばかり。
しっかり学んで、実践して、自分と向き合っていく、ということを続けていきたい。
そして、強い心を育んでいく。
おはる