おはるの日記

自分と向き合うためのブログです。

人の温かさ、とは。

 

 

先週の土曜日、

気仙沼での体験談をお話する機会をいただきました。

 

テーマは、「人の温かさ、とは」

 

自分の経験を人前で話すことは、

今回が初めてだったのでとても緊張しましたが

振り返る機会や自分の経験を話せることはなかなかないことなので、

とてもよい機会となりました。

 

人の温かさ。

 

私自身が気仙沼で触れた人の温かさをお話することも考えましたが、

それはやめておくことにしました。

 

私が感じる人の温かさと、

聞き手の感じる温かさは

必ずしも同じとは限らないと思ったからです。

 

 

そのため、今回は

「なぜ、私は気仙沼で温かさを感じたのか」

についてお話することに決めました。

 

さて、ここからは

なぜ私は気仙沼で温かさを感じたのか書いていきたいと思います。

 

気仙沼で味わったことを振り返って、

自分の中には2つの理由があることに気づきました。

 

これは、気仙沼の滞在中に感じたことだけでなく、

帰ってきて改めて思い返すことで気づいたことや、

指摘されたことから考えたことを気仙沼と重ねて気づいたことなどを

今までの私の経験をまとめて書き記していきたいと思っています。

 

温かさを感じた二つの理由。 

 

1つ目は、「豊かな自然」があること。

もう1つ目は、「自分の幸せを持っている人々」がいること。

 

この2つが、「温かさ」を生み出していると思っています。

 

 「豊かな自然」

 

気仙沼に行った際、とても落ち着く自分がいることに気がつきました。

呼吸がゆっくり深くなり、心にゆとりが生まれる感覚を味わいました。

 

波の音を聞きながら海を眺めているとき。

森の中で新鮮なおいしい空気を吸っているとき。

夜の冷たい空気の中で空いっぱいの星空を眺めているとき。

 

自分が抱えていることをいったんどこかに置いて、

その瞬間を大切に味わい、幸せを感じている自分がいました。

 

気仙沼を訪れるまでは、

あまり感じることのなかった、なんだかほっとする感覚。

自分を大切にしようとする感覚。

そして、自分の周りの人を大切にしたいと思う感覚。

 

今までは、なにかに追われているような自分がいて、

たしかに余裕がなかったなあ、と客観的に振り返ってみて思いました。

 

自分にないものを追い続けていた自分。

ないものに目がいきがちだった自分。

 

から、

 

気仙沼で、自然に身をおいているとき、

 

 今、自分にあるものに目を向け、

それを大切にしている自分。

 

になっていた気がします。

 

自分の心に余裕が生まれ、

自分や、周りの人やモノを大切にしたい、

そんな自分が現れて、

 

自分自身の心が温かくなるような気がしました。

 

「人の温かさ」を考えるとき、

気仙沼で人が温かい、と感じた根本は

これなのかな、と思いました。

 

もちろんこれだけではないですが、

 

豊かな自然に身をおくことで、

日常を大切にしようという気持ちを持っている人が

多いのではないか、と思いました。

 

だから、自分の周りの人へも温かく大切に

関わることができるのではないか、と思いました。

 

また、「温かい」と感じる側も心にゆとりができているからこそ、

「温かさ」を「温かさ」として受け取ることができるのかな、と思います。

 

きっと自分に余裕を持っていなかったら

気仙沼の温かさを十分に感じ取れなかったのかな、と思います。

 

 そんな、心の温かい人を育ててる気仙沼という地は、

とても素敵な場所だと思いました。

 

 

「自分の幸せを持っている人々」

 

気仙沼には、魅力的な人がたくさんいます。

 

なにが魅力的かというと、

自分のやっていることに誇りをもって、

いきいきした表情でそれを話してくれる人がいることです。

 

自分のやりたいことを大切に生きていて、

それをそれぞれがカタチにしています。

 

その中に大変なこともつらいこともあるのだろうけれども、

 

根本の「やりたい」があるからこそ、

それを乗り越えられ、そして、その苦悩こそも楽しさに変えている。

 

だから、ひとつひとつの言葉に力強さあり、

心に響きました。

 

自分のやりたいことを大切にしている、

つまり、自分の幸せを大切にしている人の心は

 

温かく、そして、その自分の幸せで

周りの人も幸せにしたい、と思う人が多いのではないか、と思います。

 

もしくは、その人自身はそう思っていなくても、

自分の幸せを噛みしめながら生きている人は、

 

気づかないうちに周りの人に勇気を与え、

「私もがんばろう」と前向きな気持ちに

させてしまっているのだと思います。

 

それが、きっと「温かい人だ」と感じてしまう理由なのだと思います。

 

それと、もうひとつ。

 

「自分のやりたいこと」

というのは自分ひとりでは絶対にできません。

 

助けてくれる人、応援してくれる人がいるからこそ、

自分の「やりたい」がカタチになっていきます。

 

そんな自分の「やりたい」を

大切に育ててくれる人がいる気仙沼、という地は、

とても温かいところだな、と思いました。

 

いろんな人に助けられ、応援されてこそ、

 

今の自分がいる。

 

それを実感している人が多いからこそ、

自分も「誰かのためになりたい」と思う人が

多いのだと思いました。

 

自分がしてもらったことを、

「やりたい」という気持ちを持っている、

ほかの誰かのためになりたい、と。

 

誰かからいただいた恩をほかの誰かに恩を送る、

という意味を持つ「恩送り」が

気仙沼では自然に行われているように感じました。

 

気仙沼に来たときに感じた温かさのもうひとつの理由は、

「恩」を大切にする文化が根付いているからだと思います。

 

温かさを感じた理由を2つにしていましたが、

もしかすると3つにわけたほうがいいのかもしれません。

 

豊かな自然があること。

自分の幸せを大切にする人々がいること。

 

そして

「恩」を大切にする文化があること。

 

これらが気仙沼で感じた「人の温かさ」の

理由だと思っています。

 

自分に置き換えてみると。

 

この温かさの理由を考えたことによって、

これを自分に置き換えて考えられるようになりました。

 

理由を探ることによって、

「どうしたら気仙沼で感じた温かさを日常で感じることができるのだろうか」

「そうしたら自分の周りの人にも温かいと感じるのだろうか」

 

と自分に問いかけられるようになり、

今、自分に必要なことはなんなのか、と

客観的に自分を見ることができるようになりました。

 

すると、普段の生活から改善できることがたくさんあることに気づきました。

 

すぐに変えられることもあれば、そうでないものあって、

意識を変えていくことは難しいと感じながらも、

少しずつ変わっていこうと励んでいます。

 

ひとつひとつの経験を大切にしていく。

 

気仙沼で感じた「恩」を、

気仙沼に返す「恩返し」だけでなく、

 

自分の周りの人にも気仙沼で受け取った「恩」を

感じ取ってもらえるような

 

「恩送り」ができる人になりたいな、と思っています。

 

「温かさ」を受け取ったときに感じた、

落ち着き、心地よさ、幸福感、日常を大切にしたい気持ち、

 

気仙沼から離れた場所でも

そうしたひとつひとつの気持ちを忘れずに、

 

毎日を大切に過ごして生きたいと思います。

 

 

 

 

2017.4.26

おはる