おはるのブログ

自分と向き合うためのブログです。

自分の身体という世界〜身体と向き合って感じる話〜

 

自分という身体は一つなのに、

身体への感覚が変わっていく経験がなんとも面白い。

 

わたしという身体という世界がどんどん広がっていくような

 

謎に満ちている宇宙を解明していくような

 

そんな不思議な感覚。

 

今まで認識していなかったものを認識しはじめると

 

感じ方が変わる。

捉え方が変わる。

 

身体って不思議だ。

なんだか自分という生き物が愛おしく感じてくる。

 

同時に、見えないところ、感じられないところにあったものでも

そこにずっと存在していて、私を支えてくれていることに気づく。

 

そして、そこにただ存在している、だけでなく、

その存在価値を最大限高めてあげようとする。

目覚めさせていくような感じかな。

 

そうすると「そこに存在していたものたち」が

つながりはじめる。

 

つながりができはじめた途端、

身体はもっと楽にスムーズに動き始める。

 

身体って奥深いね。

自分には知らない世界がたくさんある。

どんな世界に出会えるか楽しみでしょうがない。

だから毎回新鮮な気持ちで向き合う。

 

自分の身体の中の世界に少しずつつながりを作っていく

そんな感覚だ。

 

そんな感覚を持って、

自分の外の世界とも関わっていきたいなと。

そうしたら世界自然により良くなる気がする。

 

そんなことを急に書きたくなってしまった。

 

面白い世界に出会ってしまった。

 

 

おはる

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ゆっくりの力。〜おはるタパスを実践するとき〜

 

スローダウンして人生を楽しむことだ。

急ぐと景色が見えなくなるばかりか、どこに向かっているのか、

なぜそこに向かうのさえもわからなくなる。

エディカンタ―

 

 

人生を味わうために必要な感じるための時間。

感じることこそが、活力の神髄であるということ。

 

毎日の速い生活からいったん離れ、余白から始めていく感覚が新鮮だった。

 

なるほど、「ゆっくり」は脳の活動力を増やし、脳に新しパターンを作りだすのね。

だから、自分の感覚や思考に気づきやすくなる。

そして、今ここに生きている感覚を味わえる。

 

速くするときは、すでに知っていることしかできない。

 

あーなるほどなあ。

ピラティスに置き換えて考えても、ピラティスの動きも最初はゆっくりじっくり行う。

身体に染み込んで来たら、効率的に動きを組み立てるようになって速く行えるようになる。

ゆっくりがあるからこそ、速さも生まれてくる。

 

「ゆっくり」は調整と学びをもたらしてくれる。

 

まだまだ不安な日々は続く中、

きっと、この「ゆっくり」が自分を支える幹となる。

強さを与えてくれる。

 

嫌でも自分を見つめる。ごまかせない。

 

乗り越えたらわかるのかもしれない。

自分で自分の道を切り開いていく感覚が。

 

「より良く生きる」

こんな大きなテーマを持つ仕事についているからこそ

自分が実践者でいたいと思う。

 

私が伝えていきたいことを伝えていけるように。

そして、多くの人に伝わるように、ね。

 

この時代に、このタイミングで、ピラティスに出会えていることに感謝をして。

なんてラッキーなんだ〜と思いながら、前を向いていろんな景色を味わいながら生きていこう。

 

ゆっくりの力を味方につけよう!

 

おはる

 

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痛みが教えてくれること

 

痛みは、よりよい自分にするための手段としてある。

そう感じています。

 

なぜなら痛みは、身体にとって不自然な使い方によって生み出されるからです。

 

もちろん、痛める前に気づいたら一番なのだけど、痛みがない状態だとなかなか気づきにくい。

身体の動かし方って自然と身に付けたものが多くて、ほとんどが無意識のうちに自分の感覚に染み込んでいるものだからです。

 

だから、痛みというものが自分の意識を変えてくれる。

そして、痛みが自分自身をよりよくするヒントを教えてくれる。

 

そう思っています。

というより、そう捉えたほうがよいと思っています。

 

新しい身体の使い方を知ったとき、今まで使わなかった神経、筋肉が働き始める。

身体が繋がり始めて、そして、身体が整っていく。。

 

最近、そんなことを身体で経験し、人間の身体への興味がさらに沸いてきました。

(今までできなったことが、簡単にできるようになって、今までなんで気づかなかったんだーと思うくらいです。笑)

 

意識を変えるだけで、身体って本当に変わる。

なんだろう、身体が生まれ変わるような、不思議な感覚に出会える。

 

まるで意識は、自分をより良くする薬のよう。

 

もしかしたら、外的な薬に頼りたくなるかもしれません。

頼ることが悪いとは思っていません。

ただ、頼りながらも、痛みを悪者と捉えずに、自分をよりよくするチャンスだ!と思って過ごすことが大切かな、と思います。

 

そうすると、次第に"意識”が作り出す薬の比重が大きくなって、

自分自身をよりよくしていくことに繋がっていくのかなと思う。

 

自分自身の中で薬を作り出してあげられるようになりたい。

生きるパワーも湧いてきそう!^_^

 

おはる

痛みとの向き合い方

 

ピラティスのこと、身体との向き合い方のこと。

 

人に伝える立場にもなりつつあって、いろーんなこと書いてみているけれど、

私自身の身体の使い方、もちろん完璧ではないです。

完璧じゃないから、備忘録として書き残していたい、という面もあります。

 

実は、最近右の腰あたりに違和感があって、すこーし痛みもでてきています。

 

痛いと動くのたびに意識が持っていかれ、マインドも少しネガティブなほうに傾いてしまう。

 

だけど、ちょうど読んでいる本にこんなことが書いてあって、なんだか救われたというか、もっと自分と向き合いたいと思うようになりました。

 

その本では、痛みは、「動き方を変えなさい」と告げるサインであるということ、と書いてありました。

 

痛みは、動きのバリエーションが欠如しているときに発生するのだそう。

だから、その動きを単純に避けるのではなく、脳に動きの「バリエーション」を与えることが必要なんだって。

 

そして、その本には、身体のことだけじゃなくて、人生のことについても書いていました。

 

‟人生は試練の連続。

病気や失業、人との別れといった困難にぶつかったとき、力になってくれるのが、「バリエーション」

練習すればするほど、バリエーションを活用できるようになって、新しい可能性と解決方法を生みだせるようになります"

 

この動きや思考のバリエーションがさらなる活力を生み出してくれるんだ。

 

身体の痛みが、自分の身体だけじゃなくて、生き抜くためのヒントを教えてくれているような気がしました。

 

おはる

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活力を生み出す動きって?

 

ピラティスは、自分と向き合うこと。

 

そして、その過程がとても大切だということを改めて自分にも言い聞かせたいと思い書いてみることにしました。

 

繰り返しになりますが、ピラティスは「ただ、動く」「筋肉強化」のためものではありません。

もちろん、結果として動いているし、筋肉強化もしています。

 

でも、その過程の中で「意識的」に行うこと。

自分の心身に気づきを持って動くこと。

 

それがとっても大切なのです。

 

私たちは常に動き続けています。

 

ですが、その動きの種類は二つあります。

無意識な動きと意識的な動き。

 

どちらの動きも、身体に動きを伝えるのは脳からです。

 

ただ、無意識な動き、つまり、習慣化(パターン化)された動きは、動きにも考えにも活力が生まれにくいそう。

 

一方で、意識を向けた動きは、脳がふたたび新しい回路を作り始めることが明らかになってきているそうなのです。

そして、その脳に新しい回路が作られるとき、活力を感じるそうです。

 

例えば、スポーツジムなどでトレーニングをしているとき、それがパターン化されたものであれば、身体を鍛え、気分が良くなるエンドルフィンを作ることにはつながりますが、脳が新しい回路を生み出すには不十分と言えるのです。

 

意識を向けるだけで脳の無数の細胞が活性化し、脳の活動が変わる。

 

だからピラティスは意識的に動くことを大切にしているんだ、と

自分の実践もそうだし、ティーチングでも常に一番に気に留めておこうと改めて思いました。

(だから動く瞑想やマインドフルムーブメントと呼ばれているわけです)

 

動きの速さだったり、呼吸だったり、ピラティスだと背骨だったり、そんな自分の身体がどう感じているのかに注意を向けてみること。

それだけです。

 

それだけ、ですが、それが結構難しいんですよね。

 

その動きに注意を向けるポイントは力を抜いてみること。

力を抜くと自分の動きに敏感になり、繊細な違いに気づくようになると言われています。

そして、わずかな違いに気づくことでも、脳は新しい情報を生み出し、活力につながるとも言われています。

 

やはり身体の緊張をほどいて、自然な状態に導いていくことが大切なんだな、と改めて思いました。

 

おはる

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なぜ呼吸が大切なの?~呼吸と幸せのメカニズムその2~

 

私たちの「幸せ」の鍵となるセロトニン

どんな呼吸がセロトニンを増やしてくれるのでしょうか。

 

実は、呼吸には二種類あります。

無意識に行う呼吸と、意識して行う呼吸です。

 

無意識に行う呼吸は、普段の自然な呼吸ですね。

この呼吸は、脳の呼吸中枢から指令がでています。

呼吸中枢は、脳幹という進化の過程で最も古くから存在する部分にあり、「最古の脳」と言われています。

最古の脳である脳幹は、生命の維持に不可欠な機能を担っており、この呼吸中枢もそのうちの一つです。

私たちが無意識に呼吸を行って生きていけるのは、この脳幹にある呼吸中枢のおかげです。

この呼吸では、横隔膜の伸び縮みを自律的なリズムで行っています。

 

↓横隔膜を使う呼吸がいわゆる「自然な呼吸」と前々回お伝えしました^^

hrnaua-2017.hatenablog.com

 

 

では、意識的な呼吸はどんな呼吸なのでしょうか?

 

それは「腹筋」を使い「吐く」ことに意識を置く呼吸です。

これがセロトニン神経を活性化してくれるのだそうです。

ちなみに、このセロトニンを活性化する呼吸は、脳の中の前頭前野が指令を出しています。

セロトニンは、前頭前野の働きに影響している神経ですので、なんだか納得しますね^_^

 

 

この腹筋を使う呼吸は、日本の「丹田呼吸法」にルーツがあるそうです。

おへそから5-10cmあたりを意識して吐き出だす呼吸です。

お腹の表面はぐっと固めずに、内側から絞るイメージです。

 

ポイントは、吐くときを意識的に行い、吸うときは意識せず自然にリラックスして吸うことです。

 

 

この呼吸法がセロトニン神経を活性化してくれるそうです。

 

余談ですが、「吐く」ことに意識を向けることで、横隔膜の動きも良くなってきますので、腹圧も高まりやすく、身体も安定しやすくなってきます。

いろいろとつながってきますね!

呼吸って奥深いです。。。

 

ちなみにこのセロトニンを活性化する方法、呼吸法以外にもあるそうです。

 

①リズム運動

②太陽の光を浴びる

③グルーミング

 

気になる方はぜひ調べてみてくださいね!✨

 

ちなみに私が指導しているピラティスはまさにリズム運動です。

呼吸に意識を向ける中でリズム運動を行っていますので、セロトニンが活性化されないはずがなさそうですね。

ピラティスをしている人で前向きな人が多いのは、セロトニンのおかげともいえそうです^_^

 

 

おはる

 

 

 

なぜ呼吸が大切なの?~呼吸と幸せのメカニズム~

 

自然な呼吸によって、みなさんの身体の緊張をほどいて、

正しい姿勢へと導いてくれることを前回までお話しました。

 

今回のテーマは、呼吸と幸せについて書いてみたいと思います。

さて、呼吸によって幸せになれるのでしょうか・・・?

 

 という話の前に。。。

そもそも、幸せは何で感じているのか、書きたいと思います。

 

 

それは、私たちの「心」、すなわち「脳」です。

ということは、極端な話、脳の状態を変えれば気持ち(心)も変わります。

 

その脳の状態を変えていく効果的な方法が「呼吸」と言われています。

 

私たちの脳はいくつかに分かれており、特に、脳の外側を覆っている大脳皮質の最も前方にある「前頭前野」は、人間の「社会性」に関する働きをしている人間にとって特別な脳と言われています。

集中力を高めたり、物事に意欲的になったり、相手を思いやるなどの共感性を持つことができるのは、この「前頭前野」の働きです。

「人間が人間らしく生きるための脳」と言い換えられることもあります。

 

この前頭前野が上手に働いていれば、私たちは人間らしく生きることができるということです。

 

この前頭前野の働きに影響する神経伝達物質は三つあります。

 

一つ目が、ドーパミン。私たちが意欲を持つことができるのは、ドーパミン神経のおかげです。

 

二つ目が、ノルアドレナリン。これは、集中力に関わる神経です。

 

三つ目が、セロトニン。これは、社会生活を営む上で大切な力である共感力や切り替え力などに関わる神経で、前頭前野の働きを高めるのに最も重要な神経と言われています。

 

この三つのバランスを取ることが平常心をもたらし、人間にとって最も幸福で満たされている状態を作りだすと言われています。

 

ただ、この三つの中でドーパミンノルアドレナリンは、過剰に分泌されると暴走してしまう一面を持っています。

これらの神経の暴走が、依存症やうつ病、不安神経症などを引き起こす原因になってしまうとも言われています。

 

一方で、セロトニンは普通の生活を送っている限り、過剰に分泌されることはないと言われており、むしろ、セロトニンの分泌不足のほうが問題とされています。

 

では、どのようにバランスを取っていけばよいのでしょうか?

 

その鍵となるのが、セロトニンです。

セロトニンは、共感力や切り替え力を高めてくれるだけでなく、ドーパミンノルアドレナリンの暴走をコントロールする役割を持っており、三つの神経のバランスを整えてくれます。

 

でも、セロトニンは分泌不足になりやすいんですよね。

どうしたらよいのでしょうか。。。

 

それを、解決してくれる身近な方法が「呼吸」と言われているんです。

 

ここまでお話すると、なんだか呼吸が「幸せ」につながってきそうな感じがありますね。

 

長くなってしまったので、次回その呼吸について書きたいと思っています^_^

 

おはる